語り部の夜 上野村イノブタファームの方々を招いて
恒例、語り部の夜。
本日お迎えした語り部は、上野村の特産品「猪豚(いのぶた)」の生産者である、
上野村いのぶたファームから、農場長・小池さんと、高田さんをお迎えして開催いたしました。
語り部の夜は、普段家族から離れて暮らしている学園生たちにとって、
上野村に暮らす方々の皆様が、園生たちのおじいさん、おばあさん、お母さん、お父さん、お姉さん、お兄さんとなって、
炉端で子供たちに語り掛けるようなそんな時間を目指しています。

前半は、高田さんから。動物にかかわることを、仕事にすることについて。
ご自身の経験を踏まえて、動物の仕事の多様な内容について、仕事の素晴らしさ、大変さを語っていただき、子供たちのこれからの生き方に対しても具体的なアドバイスも交えて語っていただきました。

後半は、イノブタという動物について、上野村イノブタファームでの仕事についてをお話しいただきました。
動画なども交えわかりやすく、楽しくお伝えいただきました。(zoomでオンライン参加をいただいた皆様には、手違いでプレゼンテーション画像や動画をお伝えできていなかったようで、大変申し訳ありません。)

子供たちにもわかりやすい言葉で伝えてくださいました。お二人の話力に感心します。
獰猛で危険なイメージのある野生のイノシシも、愛情も持って接すると、とてもなついてくれるというはお話に驚かされました。(イノブタとはメスの豚とオスのイノシシを掛け合わせた動物で、生産現場ではイノシシも飼育管理をしています)
子供たちからは「実際にイノブタたちを見てみたい!」という熱烈な反応がありますが、ここ数年は社会問題にもなっている畜産動物間で広がっている感染症のリスクを高めないために、生産現場への人の出入りはとても厳しくなっている現実があります。

上野村いのぶたセンターでは、いのぶたを群馬県で一番有名な農産物にするという目標があるそうです。
もはやイノブタは、日本全国でも上野村を含む3地域5生産者のみが作っている、まさに幻ともいえる食材になっています。
その優れた品質と、生産の苦労や、かかわる方々の想いを一人でも多くの方に知っていただければ、誰もが知る有名ブランドになることも遠い話ではないと思えます。この美味しさが少しずつ知れ渡り始め、現在は生産が追い付かないほどに需要が高まっています、売れています!やっぱり美味しいですから!
かつて50年以上前まえに、上野村の地域おこしを目指して導入されたイノブタの生産。農家の高齢化にともなって生産者が減ってゆく中、イノブタとういう産業の文化を消したくない、盛り上げたいという強い思いで生産(販売、流通も)にかかわるお二人がとてもいきいきとしている姿。子供たちに良い光を体験してもらえたと思います。
園生の一人からの質問に「愛情を注いで育てたイノブタを出荷してしまうときに、悲しくなりませんか?」という質問もありました。
上野村イノブタファームの皆さん。子供たちがこれからの生き方について考える機会を、他の動物の命をいただいて生きるということ、大切な言葉たちを語ってくださいまして、まことにありがとうございます。
