今日の農作業は室内で エグサこなし

月曜日の学校早帰りの日は、生きてゆくうえでまず必要な”食”。

食を生み出す「農」の営みを体験する時間です。

 

雨が降りそうで降らなくて、時々降ってくる春のお天気に悩まされ、

今日は畑ではなく室内で行う作業を準備しておきました。

”エグサ”をこなす作業です。

「エグサ」って何でしょう。上野村の方言では「エゴマ」のことを”エグサ”や”イグサ”と言います。

「エゴマの脱粒」作業です。

このエグサは園長がご自分で管理ししている畑で育てたものを提供してもらいました。

脱粒作業には、生産量によってそれぞれ適した方法がありますが、今回のように少量の場合は、

刈り取った穂の部分だけを、手作業で行うことで十分に効率的に行えました。

なんせ、手が10人分もあるので。

一人ひとりに袋を渡し、その中にエグサの穂を入れて、手のひらで揉みこむように種の入った花房を壊していきます。
この時、乾燥したエグサの植物の香りが強烈に立ち上ります。

「いい匂いー」と声を上げる子もいれば、

「もうダメ~、つらい~」と匂いに耐え切れない子もいました。

人によって匂いの感じ方に違いがあって面白いです。

砕いたエグサの穂をふるいにかけて、大きなごみだけを取り除き、

だいたいこの瓶いっぱいぐらいにとれました。

次の作業は、「唐箕(とうみ)」にかけて、エグサの粒と、砕けた花房や穂のごみを分別します。

指導員マナさんが、上野村の郷土料理「赤いものみそ炒め」を作ってくださるその時に、
このエグサをたっぷり使った味噌ダレを!

楽しみです!!

 

みなさん、お疲れさまでした。つぎは「唐箕」だぁー!

つね