ただ なりたいニンゲンになれば?

【画像は12月6日上毛新聞記事です。本文とは関係ありません。】

気分を害した〇〇は、「しおじ」(食堂)の戸をバシーンとしめて出て行きました。
ちょ 待てよ、〇〇!

はあ?と言う顔で戻ってきました。
まだまだイライラしている感じ。満々。

ドアはちゃんと閉めよう。
腹立っているのは分かるが ドアは悪くない。

「だって、△△だってイラついている時、こうやってドア閉めてたもんっ!」

じゃあ、〇〇は イラついていたら ドアをバシーンて閉めるニンゲンになりたいってことか?
感情を物にぶつけても平気な △△みたいなニンゲンになりたいってことか?
お前は そういうニンゲンになりたいってことか?
どうなん?

「ちがう・・・」

じゃあ、そうなりたくないニンゲンのマネをするんじゃなく、
こういう風になりたいっていうニンゲンの仕草をマネした方が良い。
ひとつひとつの 行動や台詞が そのニンゲンを作っていくんだよ。
自分がこうなりたいっていうニンゲンをしっかりイメージして ソレを目指せば良いだけ。
特に さっきみたいに イラッとした時こそ。

でも、なんでそんなにイラついていたん?
だまってると (コチラはちっとも)分からないから
話せるようだったら 話してみ?

ぽつりぽつりと語り出しました。

(◆◆との出来事かー)
そっかー、そりゃ頭にくるわなー。

もうちょっと 器用にお互いつきあえると良いのになー。
なかなか上手くいかないなー。
でも もうちょっとなんだよな。

◆◆も大事! 〇〇も大事! って
ぎゅーっと 〇〇を抱きしめました。

クールダウンしたら◆◆と話しをした方がイイ。
話をすれば少しずつ分かってくる。見えてくる。

 

落ち着いた顔つきになって 〇〇は静かにドアを閉めて
退室していきました。

*** *** *** *** ***

それはそれは 腹立たしいコトもあります。
色々ありますよ。
アンガーマネジメントなんて なかなか 思うようにはいかないですよ。
簡単ではありません。

でも ゆっくりと 少しずつ です。
そのうち、お互いをもっともっと認め合える様になります。

それには 対話ありき。
話を重ねていくことが大切です。

かず